「阪神2‐2中日」(9日、甲子園) こんな試合があっただろうか…。土壇場の九回に追い付いた阪神は延長十回、一塁塁審の判定に激高したクレイグ・ブラゼル内野手(30)が退場。この時点で野手が残っておらず、西村憲投手(23)が外野守備に就く緊急事態となった。それでも真弓明信監督(57)の執念のさい配で守り抜き、勝ちに等しい引き分け。さあ、きょうこそ優勝マジック点灯だ! ◇ ◇ 負けなかった。瀕死(ひんし)の状況から追い付き、落合竜に一歩も引かず、まさに総力を結集して引き分けた。野手が1人もいなくなり、投手の西村を外野に入れるアクシデントにも、虎はひるまなかった。勝てなかったが、執念、気迫に満ち...