1964年東京五輪の柔道無差別級金メダリストで、国際オリンピック委員会(IOC)委員のアントン・ヘーシンク氏(オランダ)が27日、オランダのユトレヒトの病院で死去した。76歳だった。複数の地元メディアが伝えた。死因は明らかにされていない。 柔道が初めて採用された東京五輪に出場し、圧倒的な強さを見せつけた。決勝で神永昭夫をけさ固めで破った際、歓喜のあまりに畳に駆け上がろうとしたオランダ人を制したことで「伝統的日本の心を持つ外国人柔道家」と言われた。身長198センチ、体重120キロの巨漢で、61年世界選手権のほか、欧州選手権でも優勝を重ねた。 引退後は柔道の普及に尽力し、87年にIOC委員に就任...