「W杯・準々決勝、アルゼンチン0-4ドイツ」(3日、ケープタウン) 突きつけられた現実に打ちひしがれながらも、マラドーナ監督は選手たちを次々と抱き締めた。アルゼンチンの指揮官は、ボクシングを引き合いに「人生で最もつらい瞬間だ。モハメド・アリからパンチを受けたみたいだ」と、0‐4の惨敗を振り返った。 これまでピッチ脇で喜怒哀楽を前面に出してきたが、この日は「哀」だけの内容だった。開始3分で先制点を許し、メッシら攻撃陣は深く切れ込みながらも、ことごとく堅い守備にはね返された。後半には無残な3失点。自身が伝説となった24年前に続くW杯制覇は再現できなかった。 不世出の英雄も、引退後は薬物依存や極度...