「楽天4-1中日」(9日、K宮城) 一直線に伸びた。5年間の思いを乗せて‐。二塁手前まで全力で駆け抜けた。感触はあっても、なにせ初めての青い体験。ガッツポーズもなければ、表情も一切崩さなかった。3連敗の闇に一筋の光。プロ初本塁打。中日・新井が自分史の1ページを開いた。 プロ通算96打席目。4点を追う七回の先頭。2度凡打を重ねた直球に的を絞った。兄とそっくりの豪快スイング。カクテル光線が交錯する仙台の夜空に分身は舞い、外野手は背走をあきらめた。和製大砲が大きな一歩を踏み出したメモリアルアーチ。 「正直、焦りはありました。同期の連中はもう打ってるんで。実感はないですけど、1本がなければ次はないわ...