「阪神1-3広島」(14日、甲子園) 空を切ったバットを手にしたまま、夜空を仰いだ。広島ベンチの歓喜の声が聞こえる。悔しさがこみ上げる。無情のゲームセット。九回二死一塁、わずかにつながっていた同点、サヨナラの望みが途絶えた瞬間だ。試合後、阪神・赤星は報道陣の問い掛けにも無言でロッカーへ。猛打賞の喜びはどこにもない。ただ、勝利へと燃やした執念は、スタンドにも伝わっていた。 初回から、エンジン全開だ。先頭で打席に立つと、自慢の快足を生かして二塁内野安打で出塁。これで、初回の先頭打者としての出塁率は118打席、42安打19四球で・517となった。前夜のサヨナラ勝ちの流れを、いかに壊すことなく持ち込...