「広島3-5阪神」(6日、広島) 阪神の延長勝利の陰に、ベテランの執念があった。打っては同点打を放ち、守っては3人のリリーフ陣を巧みにリード。猛虎の正捕手・矢野が、攻守に存在感を見せた。 「ずっと負けてたから、楽に勝てるとは思ってないよ」。1点ビハインドで迎えた六回だった。二死三塁で迎えた第3打席、2-1からの4球目。矢野は真ん中に甘く入った直球を、逆らわずに右前へ運んだ。技術うんぬんではなく、気持ちで運んだ同点打だった。 4時間35分の死闘を終え、勝利に歓喜する三塁側スタンドを眺めながら、安どの表情を浮かべた。「ここまで来たら、結果だからね」。前日の試合は途中交代した。蓄積した疲労を隠すこ...