「北京五輪・野球、韓国6-2日本」(22日) まさかの一発に冷静な左腕も動揺した。同点の八回一死一塁、日本で1本の本塁打も許していないイ・スンヨプに浴びた、痛恨の決勝2ラン。打球が右翼席へ飛び込むと、ぼう然と立ち尽くした。 「何もないです。すみません」。岩瀬は消え入りそうな声でつぶやいた。先頭打者に左前打を浴びた直後、中日でプロ生活の礎を築いてくれた星野監督が自らマウンドへ歩み寄った。指揮官の思いに応えたかったが、予選リーグから不調に悩む左腕は韓国の猛攻にさらされた。 その裏ではブルペンも混乱していた。岩瀬が金東柱に中前打を許したところで、ベンチは涌井への交代を決断。だが本人は一度、肩を作っ...