「北京五輪・野球、日本3-5韓国」(16日) 左翼を振り返っても、打球が失速することはなかった。ボールが左翼席に飛び込んだと同時に、ガックリと肩を落とし、下を向いた和田。この日、唯一といってもいい失投に、一度も崩れなかったポーカーフェースがゆがんだ。 主砲・新井の一発で先制した直後だった。七回表、先頭の金東柱にこの日初めて四球を与えると、球場の雰囲気が微妙に変わり始めた。和田はマウンドを蹴り上げ、大野投手コーチは慌ててマウンドに駆け寄った。 だが一度欠いた冷静さは取り戻せなかった。続く李大浩をカウント2-2と追い込みながら、7球目に投じた直球が高めに浮き、完ぺきに左翼席へはじき返された。大き...