先発・杉内 欧州王者ひとひねり (8月16日)
 「北京五輪・野球、日本6-0オランダ」(15日) 8年前の自分はもう、ここにはいない。脳裏から離れなかったあの日の記憶、そして後悔。そのすべてを乗り越えた日本代表の杉内が、マウンドで躍動した。オランダ打線を7回4安打無失点に封じ、格の違いを見せつけた。 星野監督から先発を告げられたのは前日だった。それでも「冷静にマウンド上にいられた」と杉内。初回、二死から四球を与え得点圏まで走者を進めたが、4番・デヨングのバットをこん身の内角直球でへし折り、三ゴロ。以降は誰も手がつけられない左腕の独壇場だった。 「きょうは出来すぎです」と自画自賛したように、最速144キロの直球に、多彩な変化球を織り交ぜ相手...