端正なマスクがより一層、引き締まっていた。悲願の金メダルへ、8日の強化試合(対パ・リーグ選抜)で先陣を切る日本代表のエース・ダルビッシュ。「普通にいつも通り投げるだけです」との短い言葉には、ただならぬオーラが漂っていた。 与えられた調整の場は3イニング。そこから中4日で当初の予定通り、予選リーグ初戦のキューバ戦(13日)に先発することが濃厚だ。 ダルビッシュにとって最初で最後の試運転。大野投手コーチは「あくまで自分の持ってる力をゲームの中で出し切ってほしい。自分のリズムの中で粘り強く投げてもらいたい」と要望した。 舞台はペナントレースとは違い、決して恵まれた環境とはいえない中、国の威信をかけ...