円滑な貿易や知的財産権保護などを推進する世界税関機構(WCO)は28日、ブリュッセルで開催中の総会で、次期事務局長選挙を実施した。投開票の結果、日本が擁立した元財務省参事官の御厨邦雄WCO事務局次長(54)が選出された。アジアから選ばれたのは初めて。任期は5年で、2009年1月1日に就任する。 選挙には、御厨氏のほか、スウェーデンやベルギー、中国などから計9人が立候補していた。 WCOは1952年に設立され、173カ国・地域が加盟。各国が関税を設定する際の品目の分類基準を策定するなど「実務的な国際機関」(財務省幹部)だったが、近年、知的財産権保護やテロ対策のため水際の取り締まりへの関心が高ま...